[涙腺崩壊]機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争が泣ける!

ポケットの中の戦争泣ける

「泣けるガンダム」として人気の高い
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争。
ポケットの中の戦争はガンダム作品には珍しく
「人間ドラマ」にスポットをあてた作品で、MS戦闘や内政といった部分はあくまでスパイス。

ガンダムを観たことのない人やロボットアニメに抵抗があっても
この作品を見終わる頃には自然と涙が流れるはずです。
戦争ダメ、ゼッタイ!

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機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争のあらすじ

ある日、少年は“戦争”と出会った―

地球連邦軍とジオン公国軍による戦いが熾烈を極める宇宙世紀0079年末期。
連邦軍の開発したニュータイプ専用モビルスーツ・ガンダムNT-1 アレックスを巡る戦いが、宇宙に浮かぶコロニー・サイド6で展開する。
惹かれあいながらも、お互いの素性を知らぬまま戦うアレックスの女性テストパイロット・クリス、アレックスを狙うジオン軍の青年パイロット・バーニィ……。

少年アルは彼らの戦いの目撃者となる。

引用:「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」公式サイト

一般人からパイロットになり…
と言うのはガンダムにおいて王道のあらすじなのですが
ポケットの中の戦争での主人公はアルフレッド・イズルハという普通の小学生。

アル少年の目が映し出した戦争の「リアル」こそが
ポケットの中の戦争における、泣けるポイントになっています。

そしてアルを取り巻く人間模様が密接なのがまた良き!
隣人であり面倒見の良いお姉さんクリスと
ジオン軍のザクパイロット、バーニィ。

主にアル、クリス、バーニィの3人が物語の中核を担っています。

ポケットの中の戦争はなぜ泣けるのか?

少しくどいですが、ポケットの中の戦争では
誰がこの戦争を見ているか?」という視点が重要視されていて
今作の監督は今までのガンダムを手がけた富野由悠季氏ではなく、高山文彦氏が監督をしています。

高山文彦氏は当時のロボットアニメに疑問を抱きながらも製作した故に
ガンダム作品としては珍しい「人間模様」を重視した作風に。

登場人物の人間臭さが際立つ!

人間模様や人間臭さが今作の重要なファクターになっていて
絵に描いたようなヒーロー像や絶対的な悪キャラがいません。

ポケットの中の戦争では主人公のアルがジオン軍「サイクロプス隊」のバーニィと出会い物語が進んでいく為
どちらかと言うと「ジオン寄り」な描写が多くあります。

サイクロプス隊は新兵ながらエースと「思わず嘘をついてしまう」バーニィや
MSのコックピット内にグラビアを貼っているガルシア。
無類の酒好きで飲兵衛ながらもMSの腕は確かなミーシャ。
職業軍人で大物感の漂う隊長のシュタイナー。

一方の連邦軍では
「隣に住む美人なお姉さん」のクリス。
連邦軍サイドは主にクリスのみが活躍します。
と言うか彼女以外知らなくても問題ないです。

一般人では複雑な家庭環境で育っているアル。
中立コロニー故に戦争を知らず日常に飽き飽きしているアルの同級生達。

誰にでも置き換えることのできるような
人間味溢れるキャラクター達が魅力的なんです。

随所に見え隠れする戦争の悲惨さ

ポケットの中の戦争は他のガンダム作品に比べて登場人物が極めて少ないです。
その為、各キャラに対する思い入れは回を重ねる毎に強くなります。
ですが無情にも「ニクい演出」で戦争モノのアニメを観ていると再認識させられます。

第1話ではアンディの戦死を悔やむシュタイナーの描写や
第5話でのケンプファーとガンダムNT-1(アレックス)の戦闘シーンでは
「敢えてコックピット内を映さずに」戦闘後に連邦軍に捕獲された際に見える
血に染まったシートが「戦争の悲惨さ」を演出していて

MS戦闘だけでなく、サイクロプス隊の決死の白兵戦。
作戦の本当の意味」を知ったシュタイナーの覚悟に胸を打たれると思います。

互いを知らずに殺しあう結末が泣ける。

物語中盤に連邦軍のクリスとジオン軍のバーニィは「ある出来事」によって知り合い
そしてお互いのことを意識していきます。

ガンダム版ロミオとジュリエットと言われる
「第08MS小隊」に似た展開と思われがちですが本作の結末はまるで違う結末です。
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「もう戦わなくていいんだ!」誰の耳にも届かないこのセリフ。
最後の最後にアルはガンダムNT-1のパイロットがクリスだったと知ってしまう。
そしてガンダムが貫いたビームサーベルの剣先は…。

この結末を観た後にもう一度見返すと涙腺が崩壊します。

まとめ

たった6話の作品なのに登場人物の人間臭さが随所に表れていて
「戦争」を考えさせられる作品になっています。

作品名の「ポケットの中の戦争」ですがガンダム史においては
ポケットの中に収まってしまうほどの些細な出来事」と位置付けられています。

しかしアルの視点からだと
ポケットの中に収まりきれないほどの経験」と考えられ
全ての証は少年のポケットの中」にあるのでした。

この作品を見る際はハンカチを用意してくださいね。

小説版ではまた違った結末になっているので
小説版もオススメです。

それでは。

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