【止まるんじゃねぇぞ】鉄血のオルフェンズはなぜネタになったのか?

機動戦士ガンダムシリーズにおいて
近年稀にみる「ネタ」として扱われている
機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ。

作品は鬱エンドとして大成功していたにも関わらず
なぜ「ネタ」として扱われるようになったのか?

オルガ団長の名言やアニメ本編から
紐解いて行きたいと思います。

それじゃあ、行くぞミカァ!

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鉄血のオルフェンズはなぜ「ネタ化」してしまったのか?

ではざっくりと鉄血のオルフェンズの
あらすじから解説が必要ですね。

大まかなあらすじは
少年兵たちが火星の王になる!です。
チョットなに言ってるか
わからないかもしれないけど
だいたいこんな感じ。

主人公が少年兵なのは
ガンダムシリーズでは稀ですね。
物語も「少年兵たちの成り上がり
として今までのガンダムにはなかった!

戦争のリアル」を伝えるのは
なんとなくわかります。

しかし団長であり、もう1人の主人公である
オルガ・イツカ」のやりたい放題と
愛すべきお馬鹿達(敵さん)の仕業で

見事にネタへと走り出すのです。

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日曜日のけじめ

最初にこのガンダム作品は
任俠モノ」だと言うことを
よーく覚えていてほしい。

1期7話から始まる「テイワズ編」
ここから視聴者は
今までのガンダム作品と大きく違うことに気付きます。

ここで団長オルガは名瀬・タービンと言う
タービンズを統括する男と盃を交わし義兄弟に!

「鉄血 盃」の画像検索結果
引用:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第9話 盃

今までのガンダムに
和装に直系団体なんて言うシーンはあったでしょうか?
このシーンから「ネタ化」に拍車がかかります。

この時点で世界観は任俠モノとして
確立されてしまいました。
(後に「筋」とか「義理」とかメッチャ言うように。)

こうして「鉄血のオルフェンズ」は
日曜日のけじめ」と呼ばれるように・・・

ビスケットショック

鉄血のオルフェンズでは
登場人物がなんの脈略もフラグもなく
バッタバッタ殺されます。

まずビスケット・グリフォンというキャラ。
21話にてアッサリ退場。
死因:重量物による圧死。

ビスケットという人物については、鉄華団におけるナンバー3。
兄弟たちを学校に通わせたいという心優しいお兄さんだった。

彼が死んでからの鉄華団は
復讐」だの「弔い合戦」だの
物騒な言葉の連鎖ばかり。

任侠モノだけにカチコミ集団に様変わりした瞬間。

阿頼耶識という厨二システム

パイロットの脊髄に埋め込まれた
「ピアス」と呼ばれるインプラント機器と
操縦席側の端子を接続し、ナノマシンを介して
パイロットの脳神経と機体のコンピュータを直結させることで
脳内に空間認識を司る器官が疑似的に形成される。

と言ったある意味チート的な能力を発揮する。

なんですかね?任侠モノじゃないの?
ちょっとなんて読むかすらわからない阿頼耶識システム。
あらやしきって読みます…。えぇ、そうですか。

このシステムのお陰で
主人公三日月オーガスは数多の戦場で無双します。

が、しかし!

阿頼耶識システムをガッツリ使用したのは
1期の最終回目前だったりする。

勿論、力には代償もありましてですね・・・
その後三日月は身体の様々な箇所に
障害を抱えることになります。

ね?

厨二病を彷彿させる感じたまらんでしょう・・・

ヘイトを集めるクズが現る

ドンパチしまくる子供達と
それをまとめるオヤジことオルガ。
そして非情なチート野郎三日月。

だいたいはこんな感じに
ストーリーは進んでいくのだけれど
満を持して2期よりヘイトタンクのアイツが現れる。

愛すべきイオク様

2期より登場した
全視聴者のヘイトを集めた
イオク・クジャン様が登場。

やることなすこと全てでドジり
その上彼の部下はどんどん無駄死に。

若き当主故にどうしようもないクズ。
見た目はいいが中身はとんだポンコツ。

もはや主人公の活躍よりも
イオク様のクズっぷりに注目が集まった。

視聴者は
「今週もイオクが見れる」と胸を躍らせた。
(ネタ的な意味で)

日曜日のたわけ
「今週のたわけ」

などとイオク様のネタ的な扱いは
放送終了後もとどまることを知らない・・・

止まるんじゃねぇぞ…

鉄血のオルフェンズの代名詞となった
「オルガショック」

48話(2期23話)における
みんなの団長、オルガ・イツカの死亡シーン。

視聴者の涙を誘うどころか
その予想を見事に裏切る
斜め上の展開を見せた!

関連画像
引用:オレ的ゲーム速報@刃

止まるんじゃねぇぞ…。の全容

何事も勢いや熱量で正面から突破してきた鉄華団。
宿敵ギャラルホルンの大部隊によって
窮地へ追い込まれてしまう。

全滅を避けるためにオルガは
「団員全員の個人情報を改竄して指名手配を外し
戦闘を政治的に回避、同時に追跡を逃れる」

という交渉を行うものであった。
視聴者は一発逆転に期待していたが

え?逃げるん?
と見事に裏切られる。

そして交渉後に無名のモブキャラとの遭遇戦に突入し、
咄嗟に仲間を庇い、バカスカ撃たれ
お返しに銃弾を1発当てるが、そのまま逃げられ
あっけなく死ぬ。

俺は止まんねぇからよ、
お前らが止まんねぇかぎり、
その先に俺はいるぞ!

だからよ、止まるんじゃねぇぞ…。」

チョットなに言ってるかよくわからないんですけど…。

シリアスな死亡シーンではあるが
問題はオルガイツカのポーズ。

ジョン・トラボルタを彷彿とさせる
見事な「サタデー・ナイト・フィーバー
ED曲「フリージア」がまたシリアスな笑いを誘った。
風評被害でツイッタートレンドに見事ランクイン!
やったぜ団長!

まとめ

任俠モノから始まり様々なイレギュラーによって
ガンダム作品史上1、2を争うネタ作品へと
昇華した機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ。

真面目に観ると実は
なかなかハードな内容なんですよね。

ガンダムバルバトスの無骨なデザインや
ロボットアニメのお約束、変形合体、ビームが
ほとんど出てこない。

「戦争モノ」としては
かなりしっくり来るものがあるので
ガチガチの脳筋さんにはオススメです。

それでは。止まるんじゃねぇぞ…。

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