【鬱ゲー】ニーアオートマタの鬱っぷりが救いなさすぎて辛い!

「私達は、壊される為に生まれてきた。」
この切ないセリフ、キャッチコピーと共に公開されたゲーム
『NieR:Automata(ニーアオートマタ)』

人形達が悲鳴を上げながら工業機械に粉々に破壊されるCMが話題になりました。

近未来の荒廃した地球を舞台に
人類の代わりのアンドロイドと機械生命体による代理戦争が本作のストーリー。

前作『NieR:RepliCant』のナンバリングタイトルで前作の世界観を踏襲しつつも
更なる進化を遂げた「ヨコオワールド」の鬱っぷりを紹介します。

(※当記事では『NieR:Automata』のネタバレを含みます。)

『NieR:Automata』ってどんなゲーム?

2017年にスクウェア・エニックスがプロデュースしプラチナゲームズが開発した
PS4/Steam/Xbox One向けアクションRPG。

2019年現在、全世界で累計出荷DL総数400万本超えのキラータイトルです。

物語、世界観、キャラクター、音楽、アクション性、ゲームシステム全てが世界中で高く評価されており
ディレクター「ヨコオタロウ」の名を一気に世界的に知らしめた作品。

『NieR:Automata』のあらすじは?

遠い未来。

突如侵略してきた異星人。
そして彼らが繰り出す兵器「機械生命体」。
圧倒的戦力の前に、人類は地上を追われ月へと逃げ延びていた。

地球を奪還する為に人類側はアンドロイド兵士による抵抗軍を組織。
さらに膠着した戦況を打破する為、新型アンドロイドである戦闘用歩兵「ヨルハ」部隊を投入する。

人のいない不毛の地で繰り広げられる機械兵器とアンドロイドの熾烈な戦い。
やがてそれは知られざる真実の扉を開けてしまう事となる…。

引用:NieR:Automata公式サイト

主人公は「ヨルハ部隊」の「2B」。
僚機の「9S」と共に機械生命体を駆逐していきます。

(絶対悪である)機械生命体が闊歩する不毛の大地に降り立ったアンドロイド達。
SFとダークファンタジーが融合する世界。
映像の美しさも相まって、まるで映画を観ているよう。

ゲームシステムは?

『ニーアオートマタ』は基本的にアクションRPGです。
目まぐるしく展開する戦闘は、さすがはプラチナ・ゲームズ!

文句なしの爽快感です。
ボスですらノーダメでクリアできる難易度から
雑魚でも一撃で撃破されるほどの鬼畜な難易度まで、自分の実力にあったものが選べます。

そして随所に盛り込まれた「シューティングゲーム」が
作品の世界観にあっていて斬新でした。

控えめに言って本当に飽きない!
物語にはどんどん引き込まれるし、音楽は素晴らしいの一点。

飽きるポイントが見当たらないし何よりテンポが良い。
この先に訪れる究極の鬱展開にコントローラーを置くまでは。

(※以下よりネタバレを多く含みます。)

超がつくほどの鬱展開に胸が苦しくなる

ほぼ全てのゲームにおいて「お約束」とされるハッピーエンド。
王道RPGだと「打倒魔王軍!」を目的とし仲間を集め、魔王を成敗!

なんとも希望に満ち溢れていますね。

しかし『ニーアオートマタ』は
「死にゆく運命を持つモノ」である人間を模した兵器が主人公。
人間の代わりに死んでいく者達。

つまりは「代わりはいくらでもいる」
地球を奪還する為に、人類の為に死んでくれ。

そう考えただけでなんだか悲しい気持ちになりませんか?

様々な可能性のマルチエンディング。

前作の『ニーアレプリカント』や共通の時間軸を有する『DoDシリーズ』同様に「マルチエンディング」です。

アンドロイドと言う機械であるが故に起こるエンディングはA~Zまで存在し、突発的に起こる「操作ミス」ですら「エラー」として扱われ、バッドエンドを辿ります。

例えば戦闘区域からの離脱や自爆、ストーリー進行の無視など様々。

つまり、前作の「ニーアレプリカント」よろしく
「世界の真実」にたどり着くには、様々なエンディングを体験する必要がある。
ということ。

重要なエンディングは数種類なんですが、せめて3周する必要があるのがもう辛い!

ディレクター、ヨコオタロウという男

やはりこの男の仕業なんです。

ディレクター、ヨコオタロウ。
「今回はハッピーエンドです」って発表していたはずなんだけど?

ヨコオタロウに関してはDoD3の紹介記事にも少し触れています。

巷では「鬼畜音ゲーの人」とか
「※東京タワーにドラゴンぶっ刺した人」とか
散々な言われようなんですが。
(※正確には自衛隊のミサイルで撃墜)

色々ハッピーエンドについて考えてみたんですが、ヨコオタロウ氏が考えるハッピーエンドは
彼自身の死生観が大きく関わっているのか、我々の思うハッピーエンドと大きく認識が異なるように思えました。

真の敵はスタッフロールにあり。

「ヨコオタロウ氏のしたかったコトはここにあったんだ」と思ったエンディングが
真エンディング(Eエンド)の最後の主人公である「ポッド」達のやりとり。

アンドロイドと共に行動することにより「ポッド」は徐々に
「自我」と「感情」を持ち始める。

感情を持ち始めたポッドは彼らを救う為に自らを「犠牲」にして
サルベージを行うも襲い来るスタッフロール。

今回は「鬼畜音ゲー」ならぬ「鬼畜シューティング」でした。

20〜30分とかなり集中力を使う上に
「モウ諦メタラ?」とか「ソンナ事無駄」とプレイヤーを散々煽り、諦めかけたその時

「諦めるな」「一緒に頑張ろう」と画面にメッセージが。

そのメッセージはプレイヤーの残機になり
スタッフロールを倒すべく一緒に戦ってくれる。

こんなん絶対泣くやん!

メッセージの主は、見ず知らずの誰かで
自分のセーブデータを犠牲に(全削除)する選択をして
「真実」にたどり着いた別の世界での2Bと9S、A2達。
そんな彼らがプレイヤーに力を貸してくれる。

こんなん絶対泣くやん!

鬱ゲーであるこそのハッピーエンド

ゲームの結末が「全員が幸せ」といつしか勝手に決まっていて
その枠を「希望も救いも何もない」という世界から作り上げ、再度ぶっ壊したヨコオタロウ氏。

物語のキャッチコピーの「命もないのに殺しあう」を考えた上で
Eエンディングを見ると、「アンドロイドは命を得たのか?」と。

何か熱く、胸に込み上げて来るものがありました。

命の大切さをしるゲームは多くありますが
「命を得ていく事」を題材にしている今作、本当深いです。

それでは。

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