SFCミニ四駆 シャイニングスコーピオンの難易度と残念っぷりを語りたい。

第二次ミニ四駆のブームに乗っかり
1996年にアスキーから発売された

ミニ四駆シャイニングスコーピオン レッツ&ゴー!!

後世に語り継ぐに相応しい
SFCの伝説のゲーム。

しかし!色々と「残念」だった
シャイニングスコーピオン。

当時を思い出しながら振り返ります。

それでは、レディーゴー!!!

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シャイニングスコーピオンのストーリーは?

主人公はミニ四駆に魅せられた初心者の少年。
ダウンフォースおじさん土屋博士に見込まれ
シャイニングスコーピオンを託されて
スーパーグレートジャパンカップ(SGJC)を目指す

といったもの。

原作やアニメの設定には絡んでおらず
パラレル作品になっています。

星馬兄弟、藤吉やリョウは
アニメ版無印のラスト手前のマシンを使っています。
(サイクロンマグナム、ハリケーンソニックなど)

シャイニングスコーピオン ソフト

ゲームのシステムは?

ミニ四駆=レース

いいえ?

シャイニングスコーピオンは
「シミュレーションゲーム」です。

レースそのものよりも
セッティング自体を楽しむというもの。

ミニ四駆のセッティング、レースを
繰り返していく流れでしたね。

つまり、好きな時にトイレに行けるゲーム・・・

そしてマップ移動がありますが
模型屋とレース会場以外は行かない!
さすがだ!全てはミニ四駆!

シャイニングスコーピオン の難しさについて

シミュレーションゲーム初心者にとって
シャイニングスコーピオンはかなりの難易度だったはず!

さて、今から
シャイニングスコーピオンにおける
トラウマを掘り起こしていきます!

基本的に1位になれない!

ストーリーでは
最初の「佐上カップレース」勝利後に
星馬兄弟」が登場するんですが

パーツを買う暇も貰えずに
イベントレースに突入。

そこで皆さん気づきませんか?

初期装備じゃね?

はい、その通り。
完全な「負けイベント」です。

前述した通り最初から
サイクロンマグナムとハリケーンソニックです。

いきなりラスボスを相手にするわけです。

ミニ四駆を始めたばかりの主人公
初勝利の喜びも束の間
後に世界を相手にする兄弟に
完膚無きまでにボコボコにされる。

純粋な子供の夢が散る!
最初からあんな奴ら相手に無理ゲーやん。

他にも短パンに蝶ネクタイの
お猿さんに無理やりレースに参加させられて
スピンコブラの強さを見せつけられ

「はいはい、負けイベ負けイベ!」

TRFビクトリーズに殺意を覚えた人も
多かったはず。

真のライバルは黒沢

シャイニングスコーピオンにおいての
真のライバルはブラックセイバーを駆る
黒沢太なのです。

星馬兄弟にバチボコにされた後や
藤吉にでゲスゲスされた後、
どこからともなくやって来て
主人公を煽り散らし勝負を吹っかけてきます。

しかも原作やアニメのような
かませ犬ではなく、かなり強い。
黒沢に勝たなければイベントが進まない。
越えなければいけない壁。

原作、アニメではなんやかんや
いい奴だったんだけどね。

同じパーツでも勝てない!

シャイニングスコーピオンのゲームシステムでは
隠しステータスの「熟練度」というものがあります。

しかし「熟練度」システムは説明書には載っていない!

「熟練度」の仕様を理解していないと
「SGJC」では勝てないと言っても過言ではない。

さらにモーターやパーツも使えば使うほど
消耗され、消耗されたパーツは
ある程度のピークを迎えた瞬間が一番速い。

同じパーツを使おうが
年季の入った物の方が速いし
熟練度が高くなると
コースアウトもしにくくなる。

しかしその仕様の説明がないときた。
当時の小学生には攻略本を買うお金や
情報を仕入れる術もなく、
泣く泣くコントローラーを置いたはず。

シャイニングスコーピオンはなぜ人気だったのか?

鬼畜すぎる難易度で小学生を黙らせ
シビアすぎるセッティングと隠しステータス。

そしてイベント毎に現れる
原作のキャラたち。
毎度毎度ビクトリーズにカモにされ
それでも「一緒に頑張ろうぜ!」なんて
バカじゃないの⁉︎もうメンタルはボロボロよ!

しかし、57万本も売り上げた
シャイニングスコーピオンの魅力は
ゲームの内容さることながら
別の理由がありましたね。

初回限定版には限定ボディが!

シャイニングスコーピオンの発売は
1996年の12月。

完全なクリスマス商戦の真っ只中!
自分もクリスマスプレゼントで買ってもらった。
(サンタさんから頂いたはず。)

 

初回限定盤シャイニングスコーピオン
当時のミニ四駆では初の「パールカラー」の
ボディが同梱されていました。

パールホワイトのボディですが
ゲーム内の仕様でシャイニングスコーピオンの
スピードが上がると青から赤紫やピンクに
カラーが変更する仕様を模したもの。

当時の小学生はそれはもう大歓喜!
触ると色が変わるシール型の温度計みたい!

(当時の限定ボディはメッキの
コーティングのものが多かった気がします)

タミヤ ミニ四駆限定シリーズ シャイニングスコーピオン プレミアム ピンクバージョン (スーパーIIシャーシ) 95035タミヤ 1/32 フルカウルミニ四駆シリーズ No.36 シャイニングスコーピオン プレミアム (スーパーIIシャーシ) 19436

しかし年明けにはなぜか
みんなが持っていたりと限定の定義が崩壊した!

そして限定だからって肉抜きしなかったり。

そしてソフトの攻略はいつしか
忘れられてしまうのであった。

まさかのアニメにも登場したけどガバガバ

シャイニングスコーピオンのゲームでは
設定がアニメ版レッツ&ゴー‼︎無印の
パラレル作品ではあるのだけれど

実はアニメにもしっかり出演を果たします。

月刊誌のコロコロコミックと
毎週アニメで放送されるアニメ版。

当然原作よりも先を行くアニメ版。
そのアニメ版における
シャイニングスコーピオンの持ち主は
実はミニ四ファイターだったり。

さらにレイスティンガーのモデルになっていたり・・・

そしてレッツ&ゴー無印の後に放送された
「WGP編」では中国代表のエース機になっていたり。

「幻のマシン」とは一体。
(確か中国のエース機は「実験機」だった気が。)

そして幻は消えてしまう。

「幻」や「伝説」の名を欲しいままにした
シャイニングスコーピオンですが
ついに伝説は「量産」されてしまいます。

一般発売」しかもシャーシ付き!
しかしやはり限定と差別化させるために
「ホワイト」として発売。

パールカラーを期待していた皆さんには
残念すぎる仕様!

パールカラーのシャイニングスコーピオンは
文字通りの伝説、幻になりましたが
そのネームバリューは瞬く間に世間に広まってしまった。

シャイニングスコーピオンは色褪せない。

何かと愛されていたシャイニングスコーピオン。

今では大きな電気屋さんのおもちゃコーナーに
実はひっそりと生息しています。

懐かしさと同時に難易度が鬼畜だった
ゲームのトラウマも思い出してしまいますが。

当時を思い出してまた買ってみるのも
オススメです。

それでは。

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