『DEATH STRANDING』繋がりを求める世界観が深すぎ!

小島秀夫監督がコナミ退社後に「コジマプロダクション」を立ち上げて初のタイトル
『DEATH STRANDING』が2019年11月8日に発売されました。

率直に「クセのあるゲーム」だろうと予想していたのですが
実際に予想の斜め上をいく「万人受けはしないゲーム」だなと。

しかし!作り込まれた世界観、ゲームの新しい可能性を見た!
設定や世界観にフォーカスをあててレビューを書きたいと思います。

あらすじと登場人物

小島秀夫監督は『DEATH STRANDING』のテーマに
繋がり」を掲げていて、手(掌)がアイコンとして出てきます。
コミュニケーションとして原始的かつ重要なツールだと言う部分に
着目したんだろうと解釈できました。

握手では「友好、友愛」拳では「対立、争い」
繋がりと言うテーマの中で、分断されたアメリカを一人の男が再建のキーマンに。
トレーラーでは主人公の再建に対する責任感や重圧を感じる姿、
新しい世界の理りに人々が苦悩する様がうかがえました。

あらすじ

「デス・ストランディング」は世界を変えた。人類は分断され、孤立した。

サム・ポーター・ブリッジズは、未来への希望を手に、世界を再び繋ぐために歩きはじめる。

DEATH STRANDING公式サイトより引用

『デス・ストランディング』と言う謎の現象によって人々が分断されてしまった
そう遠くない未来のアメリカが舞台。

デス・ストランディングは直訳すると「死の座礁」と言う意味で
実際にクジラやイルカが砂浜に打ち上げられる現象は
マス・ストランディングと呼ばれています。

マス・ストランディングを「本来そこにいるべきではないもの」と意訳すると
デス・ストランディングを「この世のものではないもの」とも考えられますね。

ゲームをプレイしていると「あの世とこの世」と言うワードを耳にすることが多くあります。
「死後の世界」との「繋がり」もこのゲームの重要なキーワード。

登場人物

サム・ポーター・ブリッジズ

このゲームの主人公。
アメリカ再建を目的としている組織「ブリッジズ」のメンバーで支援物資の配達人
大容量通信可能システム『カイラル通信』をQ-Pidと呼ばれるデバイスで起動し
分断された都市を「繋ぐ」任務にあたる。

自身の体液や排泄物が本作の敵であるBTに有効な武器となる特異体質の持ち主。

ノーマン・リーダスがサムを演じています。
ウォーキング・デッドでダリルを演じていますね。
日本語吹き替えには海馬社長でおなじみツダケンこと津田健次郎。

目と耳が幸せ!

クリフ

第一次世界大戦で戦死したあの世の兵士と共に出現する様子から
すでに死んでいる存在なのか本作に置いてかなり謎の多いキャラの一人です。

サムがBBと接続する際にしょっちゅう出てきます。

キャストはマッツ・ミケルセン。
ダニエルクレイグ版007カジノ・ロワイヤルでル・シッフルを演じていますね。
日本語吹き替えは山路和弘。進撃の巨人のケニーの声優さんです。

アメリ

ブリッジズのメンバーで次期大統領に就任した女性。
アメリカ分断後各地にカイラル通信の設備を設置した偉い人。

西海岸到達後に「分断派テロリスト」に幽閉される。
彼女を救い出すのも本作の目的の一つ。
かなり若い見た目をしているのは…。

キャストはリンゼイ・ワグナーで
日本語吹き替えには「永遠の17才」こと井上喜久子。

オイオイ。

ダイハードマン

顔のほぼ全てを骸骨風の仮面で覆ったブリッジズのメンバー。
北米大陸を繋ぎ直す任務をサムに与え、協力しているが謎が多い。

日本語吹き替えにはメタルギアシリーズでおなじみ大塚明夫。
待たせたな!待ってたぜスネーク!

フラジャイル

「フラジャイル・エクスプレス」のメンバー。

BTの姿を見ることができる女性で分断派テロリストと対立している様子。
トレイラーを見た感じどうやら敵ではなさそうですね。

007スペクターでボンドガールを務めたレア・セドゥがキャストで日本語吹き替えは水樹奈々。

他にも1日に60回死ぬハートマンに大塚芳忠、物語の鍵を握るであろう女性ママーに坂本真綾
分断派テロリストのビッグスにメタルギアでオセロットの声優を演じた三上哲など。

声優といい、キャストといい豪華すぎ!

独特すぎる世界観にため息が出た。

何より世界観と設定にもう「さすが小島秀夫!」と。
しかし!「飛脚ゲー」とはどういうことなんだろう?

プレイしてみても「配送依頼の受注」や
「配達ルート、装備品の確認」、「荷物の配送」とは。

なんだよ!佐○急便かよ、クロネコ○マトかよ!
しかも評価基準が配送時間と荷物の破損率とな!

序盤に関しては「意味が解らなかった」だけで
物語が進んでいくにつれ「繋がり」に対する見方が
「単なる配送ではない」と認識させられる。

気づいたらもう小島秀夫の手中でコロコロされている!

誰かと「繋がる」ということ。

いざ任務(配送)に出ると高低差のある地形に「誰か」が使ったであろう
「梯子」が掛かっていたりすることが多々あります。

小島監督は本作は「ストランドなゲーム」と言っていましたが
この「ストランドシステム」は『DEATH STRANDING』の大きな魅力の一つ。

「誰かを助けるための梯子」ってなんだか素敵だと思いませんか?
たまたまって場合もありますが「痒いところに手がとどく」というべきか
「同じ配送ルート」ってだけで「繋がる」運命めいたものを感じました。

敵との戦闘中に支援を要請すると別の世界のサムと繋がることも。
ストランドシステム、深い意味は解らないがなんとも奥が深い…。

多様性の時代だから「他人と繋がる」

くどいようですが「DEATH STRANDING」は「繋がり」がメインテーマ。

ストーリーの捉え方も様々ですし「繋がり」に対しても様々な捉え方ができます。
人との繋がり(交流)や、あの世とこの世の繋がり(死生観)、
過去と現在、未来(時間)に対しての繋がりが随所に見られました。

そしてストランドシステムにおいては「評価(イイね!)」と言う概念も。
誰かが辿った「軌跡」も同じゲームをプレイしている「繋がり」を持てる
それだけで親近感が湧きます。

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詰まるところ世界観が重厚すぎて深すぎ!

映画のような綿密に書かれたシナリオなんですが
忘れないうちにめっちゃ噛み砕いてストーリーのおさらいを。

  • 「デス・ストランディング」と言うトンデモ超常現象が発生してアメリカが分断!
    アメリカ上空には異世界、異次元がやってきた!
  • そして地上に「時雨」と呼ばれるあらゆる物の老化、老朽化させる恐ろしい雨が降るようになり
    人々は地上を追われ地下へ。
  • 「時雨」の影響でインフラというインフラがことごとく崩壊。まさにディストピア。
  • そこで次期大統領の女性がカイラル通信を携え再建に乗り出すも最西端で幽閉される!
  • これだけならまだしも「時雨」が降るとBTと呼ばれるヤバい生命体がウロつくように。
    BTは「この世のもの」ではない為、姿は見えない!でも音などで人間を感知するヤバい奴。
  • そこで立ち上がったのが「配達人サム」!
    分断されたアメリカ再建にはこの男しかいない!
  • なぜなら彼の体液や排泄物はBTにとって脅威。なんやその設定!
    それだけだったらサム心細いやろう思てBBって赤ん坊を「装備」させる。
  • BBってなんや⁉︎「脳死した母親の中にいた胎児」ますます解らんわ!
  • 要はBBは「半分死んでるからあの世と繋がれる存在」(ブリッジベビー)なるほど。
  • そんなこんなで今日も世界の命運を託された孤独な男は配送業務に勤しむのであった。

こんな感じでしょうか?

世界観こそ一言で語れないほどブッとんでいますが、「ストランドシステム」と呼ばれる
他者と何かで繋がれるのは斬新ですし、そもそも「運びゲー」ってなんとも新鮮。

サバイバル要素もふんだんに盛り込まれ、靴の耐久値や充電、果ては排尿まで。
荷物を積むバランスに気を遣うゲームなんて今まであったでしょうか…?

最後になりましたが、映像に関しては申し分ないです。
ゲームエンジンもオランダのゲリラゲームズの「DECIMA」
コジマプロダクションの初タイトルで映像が綺麗じゃないなんて

ありえんだろうよ!!!

長くなりましたが「DEATH STRANDING」で配送業務に勤しみつつ、
見知らぬ誰かと繋がれる事を期待したいと思います。

それでは。

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ABOUTこの記事をかいた人

関西在住のアラサー男子。 主にアニメや漫画についての記事を書いています。 ガンダム作品が好きすぎてガンダム記事については熱量と愛が凄いとか。