【ネタバレあり】ドラッグオンドラグーン3というゲーム史最大の鬱ゲー紹介

DoD3鬱ゲー

RPGをプレイしていると物語の根幹を揺るがすほどの「選択」や「分岐」に出くわすことがありますよね?

「あの時こうしていればよかった」とか
「この選択肢はバッドエンドルートを辿る」とか。

そんなたらればが顕著に現れるゲームが
鬱ゲー」として名高い
ドラッグオンドラグーン3』(以下DoD3)

世界観は後に『NieR:RepliCant』や『NieR:Automata』に
繋がる作品になっていて、ディレクターのヨコオタロウ氏の
狂気に満ちた陰湿で凄惨なシナリオに
「ゲーム以上の何か」を感じるはずです。

※当記事ではDoD3のストーリーのネタバレを含みます。

ドラッグオブドラグーン3ってどんなゲーム?

2013年にスクウェアエニックスより発売されたPS3用ソフト。

前作のドラッグオブドラグーン2(DoD2)
より8年半ぶりの新作でDoDシリーズの
10周年記念作品。

DoDシリーズの思わず目を背けたくなるような
救いのないシナリオやマルチエンディングは踏襲しつつも個性的すぎるキャラクター達による、コミカルでゲスすぎる掛け合いも本作の魅力です。

この作品においてDoDシリーズは完結となるのですが、シリーズの時系列では一番古い歴史の物語となっています。

DoD3のあらすじ紹介

遠い昔、戦乱と圧政が吹き荒れる暗黒の世界。

理不尽な世界に苦しむ人々の前に
ウタウタイ」と呼ばれる女神達が降り立った。
女神達は歌を操ることで魔力を発揮する能力者であり、その圧倒的な力で各地の領主達を討伐。
荒れた大地に平和をもたらしていった。

女神達は「ウタヒメ」と祟められ、
世界の統治を任される事になる。

ウタウタイの少女「ワン」は世界に安定と平和をもたらす強い意志を持っていた。
彼女はウタウタイ全体を統括する者、つまり世界の頂点にたつ存在となってゆく。

そんなある日、ワンの前に姉の「ゼロ」がドラゴンを伴って現れる。
ゼロもまたウタウタイであり、その力は最強と呼ばれる存在であった。

何故、ゼロはワンの前に現れたのか?
何故、ドラゴンと共に行動するのか?
そして、ウタウタイとは一体何か?

世界に再び、暗雲が立ち込めようとしていた。

引用:ドラッグオンドラグーン3公式サイト

ストーリーだけを見ると「ワン」が主人公のように思えますが
ところがどっこい、実は「ゼロ」が主人公なんです。

「ゼロ」の目的は「全てのウタウタイを駆逐する事」なのですが
平和になった世界なのに何故?と疑問を抱きます。
このゼロの目的には彼女の悲しすぎる生い立ちが大きく関わっていて
まさにDoD3の物語の根幹なのです。

ゲームシステムは?

本作は3人称視点のアクションゲームで
「地上戦」と「上空戦」がメイン。

「地上戦」ではゼロを操作して様々な武器を使いこなし「使徒」と呼ばれる味方NPCと連携しながら敵を倒していきます。
スピーディな戦闘で爽快感が楽しめます。

「上空戦」はゼロがドラゴンのミハイルに騎乗する奥行きのあるシューティングアクション。

そしてウタウタイモード
BGMに合わせて敵を倒し、返り血を浴びながらテンションをあげるという
まさに「狂気」じみた戦闘モード。
DoD3におけるゲームシステム最大の特徴ではないでしょうか。

ゲーム音楽に引き込まれる。

DoDシリーズと世界線を共通しているNeiR:シリーズにおいても独特なBGMが物語にプレイヤーを引き込んでいきます。

コンポーザーは岡部啓一氏。
主題歌に藍井エイルの「クロイウタ」と
鬼束ちひろの「This Silence Is Mine」
どちらもダーク世界観相まってなんとも憂鬱な気分に!

ドラッグオブドラグーン3の鬱すぎるエンディング。

DoD3をプレイした方はわかると思うんですが
DoDシリーズ全てが、救いがなく希望は皆無。

このゲームを手にした時から全て見透されていたかのごとく「毒沼」に踏み込んでしまっていたんですよ…。
何かに心臓を掴まれているような禍々しさこそ
ヨコオワールド」と喩えられる所以なのかもしれません。

やればやるほどコントローラーを置きたくなり精神的に辛くなる。
難易度以外にゲームで苦痛を覚えたことはなかったです。

エンディングは絶望感しかない。

DoDシリーズ全てにおいてマルチエンディングが採用されていて
今作DoD3ではA〜Dの4つのエンディングが存在します。

その全てには「ゼロ」の死亡、消滅(崩壊)が決定しています。
では、軽く各エンディングの解説を。

Aルート

ウタウタイ最後の一人、ワンをミハイルという代償を払って倒すことができたゼロ。
ミハイルの亡骸にゼロが寄り添おうとした刹那、ワンと同じ顔の人物に背後から刺されてしまう。
彼はワンから生まれた弟であり、「ワンがゼロに倒された時の最後の切り札」でした。

ゼロを倒し世界からウタウタイを駆逐したが
彼はこれからどうすればいいのか狼狽する。

しかし、彼は「ワン姉さんを讃える教会を作ろう!」と一人叫ぶ。

完全なバッドエンド。
1周目のエンディングにして後味の悪いトラウマ。
このAルートは後に初代DoDの世界へ。

Bルート

ワンは精神崩壊したトウによって殺される。
そしてついにウタヒメはゼロとトウだけとなった。
二人の戦いが始まる前にディトがトウを殺そうとするが
セントが裏切りディトは息絶える。

戦いはゼロ達の勝利に終わるが
セントとトウが最後の力で「毒蜘蛛の天使ラファエル」を召還する。

ラファエルをなんとか倒したミハイルとゼロ。
しかしミハイルはラファエルの毒を浴び転生する余力はない。

ゼロはウタウタイの力を使い「契約」する。
ミハイルにウタウタイの力の象徴である「花」を託す。

そして目を冷ましたミハイルの右目にはゼロの花が。

新たに「契約」と言う概念が生み出された世界線ですが
肝心のゼロは契約により幼児退行してしまったと思われます。
もしくはミハイルと「同化」したとも解釈できますね。

Cルート

ミハイルはワンのドラゴン・ガブリエルと相討ちとなり息絶える。
ワンとゼロの戦いは熾烈を極め、ワンを討ち取ったゼロ。

最後のウタウタイをこの手で殺し、自らも死ぬ。

ウタウタイは世界に災いをもたらす存在である。
しかし自分を殺す役目を持ったはずのミハイルはいない。
ミハイルの亡骸を見るや嘔吐を繰り返し発狂する。

もう完全に救いのないエンディングですね。
絶望感に苛まれたプレイヤーも多くいたでしょう!
このあたりで「まだ絶望あるん?」と諦めた方もいるはず。

Dルート

記録者アコールの手助けもありワンを倒したゼロ。
ついにゼロも再び死ぬ時が。

ミハイルに全てを託して花を開花させるゼロ。
今までの旅を思い出し、ミハイルはゼロの願い「花の封印」を果たす。

一見するととてもいい話なんですが
プレイヤーの皆さん。トラウマ復活の瞬間ですよ!

ドラッグオブドラグーン3
Dルートという憂鬱。

物語の根幹であります「全ウタウタイの殲滅(ゼロ含む)」
最後のエンディングを解放する為にプレイヤーに課せられたのは
真エンドその名にふさわしい程の難しさの!

鬼畜難易度の音ゲー!

プレイヤーの皆さんからのなんで音ゲーやねん!?
という総ツッコミが聞こえてきそうです。

Dルートまで辿り着いた「鋼のメンタルの持ち主」にとっては
アクションゲームの枠を取っ払った鬱すぎる音ゲーなんて大した事ない…はず。

悪意しかないカメラワークとフルコンボを除いては…。

クリアした頃には
なんとも言えない気持ちに。

Dエンディングでは「花」の消滅を確認するので
ゼロの願いが叶った瞬間でもあります。

このエンディングで涙を流した方もいるはず!
A〜Cの絶望を味わった皆さんやゼロとミハイルが
ようやく報われた瞬間。

これで気持ちよく眠れる!

そしてアコールのナレーションと
This Silence Is Mineが流れるんですが…。

あれ?アコールって確か。

鬱ゲーは後にNieRシリーズへ
続いていく。

Aエンディングにて説明しましたDoD初代への世界線。
その世界線解説へ参りましょうか。
初代をプレイした皆さん「新宿(E)エンド」を覚えていますか?

この解説無くしてNieRシリーズへは繋がらないんです。
通らなくてはいけないトラウマを再び呼び起こさなくては。

新宿エンドは初代DoDの伝説級トラウマ

初代DoDの隠しエンディングにあたる「新宿エンド
その解放条件は『A〜Dエンド解放』と『全武器採取』が前提。

いわゆるコンプリートですね。

しかし最後のステージがまさかの新宿。
一体どうすれば…。そして音ゲー
なんなのだこれは、どうすればいいのだ!

全プレイヤー置いてけぼり待った無し!
そしてクリア後悲劇は起こる…。

ええい、もう言っちゃえ!
自衛隊出動によりミサイルがアンヘルとカイムに命中。
やったね!日本は平和になりました!

違う!もう何が何だかわけわかんない!
カオス!

コンプリートしたのになんなのこの仕打ちは!
もはやネタとして語り継ぐほどのトラウマ。

「新宿」からNieR:RepliCantとNieR:Gestaltへ

ドラゴンが飛来して50年後の西暦2053年の廃墟と化した新宿。
主人公ニーアは病気の妹を抱えたまま魔物に追われ…。

そこから1400年の時が流れ
ニーアは妹と牧歌的な世界で過ごしていた。
後にニーアは世界の命運を左右する出来事に巻き込まれていく。

ちょっとわけがわからないと思いますがザックリ言うと

  1. DoD世界と現実世界は混在する並行世界。
  2. 「新宿エンド」で並行世界に歪みが生じ現実世界は後に崩壊。
  3. NieR:Replicant(NieR:Gestalt)へ続く。

NieR:Gestaltに関しては設定の相違なので割愛です。

みたいな解釈です。
その後の1400年経ったニーアの謎に関しては
是非プレイして明らかにしてください。

その後はPS4のキラータイトル、NieR:Automataへと繋がります。

ドラッグオブドラグーン3の
深すぎる世界観にもうお腹いっぱい

絶望感とトラウマを植え付けてきたDoD3ですが
やはりプレイする人をかなり選ぶゲームですよね。

ヨコオワールド」全開のDoD3。
怖いもの見たさ」と「死生観」に色々と考えさせられます。

同じ世界観の最新作にあたるNieR:Automataもとてもいい作品ですので
ぜひプレイしてみてはいかがでしょう?

それでは。

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