小説版逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレンは劇場版とどう違うのか?

小説版逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレンは劇場版とどう違うのか?

アムロ・レイの最大のライバル、そして戦友でもあったシャア・アズナブル。
その二人の確執にピリオドを打った劇場版ガンダム「逆襲のシャア」

ストーリーやモビルスーツのデザインがとても良いと評価された一方で
実は「別のストーリーが存在した」と言うのが

逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」です。

物語の大筋は映画版とほぼ似ているのですが
細かな設定に違いがあり、後に「閃光のハサウェイ」へと続く世界になっています。

この記事では、劇場版逆襲のシャアと
小説版逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレンの違いについて紹介します。

小説版逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレンと映画版の違いは?

小説版逆襲のシャア「ベルトーチカ・チルドレン」は
富野由悠季監督が本来書きたかったシナリオで、脚本初期案をベースに小説化したものです。

基本的な構成は劇場版と変わり無いのですが、作品の印象は大きく異なります。

では何が劇場版と違うのか解説していきます。

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チェーン・アギとベルトーチカ・イルマ

小説版のタイトルであるベルトーチカが「アムロ・レイの恋人」として登場します。

ベルトーチカと言えば機動戦士Zガンダムにおいて
エゥーゴの支援組織カラバの一員でジャーナリスト…。

正直アニメではアムロと恋仲になる「チョイ役」程度の扱いだったんですが
その後の小説版ZZガンダムでもアムロとともに登場しました。

ガンダムシリーズの小説版とアニメ版で大きく扱いの違うキャラクターの一人です。

一方、劇場版逆襲のシャアではチェーン・アギが恋人として登場します。
劇場版ではベルトーチカとは物語開始以前に別れていました。

マザーコンプレックスからくる女性への要求の多さによる破局だそうで
自身の両親に見放された過去など様々な原因故にアムロ自身もそれを認めていました。

どちらもヒロインでありながらアムロと関わったばっかりに
散々な末路を辿ってしまうんですが…。
おっと、これ以上は言えない。

登場人物とモビルスーツの違い

ガンダムと言えばやっぱりモビルスーツでしょう。

設定が複数あり色々と難解なベルトーチカ・チルドレンでは
ギュネイ・ガスやクェス・エアの乗る「ヤクトドーガ」が存在しません。

変わりにギュネイには「サイコドーガ」
クェスにはそのまま「αアジール」が乗機に。

そして主役機の「νガンダム」は「Hi-νガンダム」
シャアの乗機「サザビー」は「ナイチンゲール」

どちらもMSVながら大変人気のある機体。
「Hi-νガンダム」は「νガンダムの完成形」と言われていますが
ベルトーチカチルドレンにおいてはその言及はありません。

さて、登場人物についてですが
前述したギュネイ・ガスは「グラーブ・ガス」とベルトーチカ・チルドレンでは名前が変わっています。

そして映画版でクェスと舌戦を繰り広げ
シャアを見守ったナナイ・ミゲルは「メスタ・メスア」。

ストーリーはどう違うのか?

劇場版とベルトーチカ・チルドレンのストーリーの差異について解説します。

  • サイコフレームの存在
  • クェスの最期
  • ギュネイ(グラーブ)の戦闘シーン
  • アクシズを押し返す力

まずサイコフレームの存在についてですが
劇場版ではシャアがアナハイムに技術を横流しすると言う
謎のライバル心(親切心)」によってアムロの手に渡ります。

しかしベルトーチカ・チルドレンでは
5thルナ攻防戦においてグラーブ(ギュネイ)駆るサイコ・ドーガを
「わざと」鹵獲させ、その技術を転用した。となります。

 

そしてクェスの最期が一番手を加えられたのではないでしょうか?
と言うのも劇場版ではチェーン・アギがクェスを撃墜します。

しかしベルトーチカ・チルドレンではチェーンは登場せず
ハサウェイ自身がクェスを撃墜します。
このシーンについては初代機動戦士ガンダムにおいて
ララァをアムロが誤って殺してしまうシーンを彷彿とさせました。

愛する者を自分の手で殺してしまったハサウェイは
深く傷つき地球に降下し、療養します。
その後、地球連邦政府の腐敗を目の当たりにし
物語は「機動戦士閃光のハサウェイ」へと続きます。

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続いてギュネイ(グラーブ)の戦闘シーンは
劇場版ではアムロが撃墜しますがベルトーチカ・チルドレンでは
ベルトーチカが彼女の赤ちゃんの力により撃墜します。
その後ベルトーチカは母子ともに行方不明に。

しかし、ガンダムUCではベルトーチカは登場しますが
劇場版の世界線そのまま続編がガンダムUCと言う認識になります。

最後にアクシズを押し返す力については
劇場版ではサイコフレームの共鳴による「人の想い」がアクシズを押し返しますが
ベルトーチカ・チルドレンでは「赤ん坊の声」がアクシズの起動を反らします。

題名にもなっているチルドレンは「未来の子ら」と解釈でき
主にアクシズを押し返す際の声は「アムロの子の声」が聞こえています。

まとめ

ガンプラで人気のHi-νガンダムの初出の作品、ベルトーチカ・チルドレンを
劇場版逆襲のシャアとの違いについてまとめてみました。

他にもガンダム作品に関しては小説とアニメで
大きく違いがある作品が多数あります。

今回は逆襲のシャアについて書いてみましたが
小説版ガンダムに少しでも興味が湧いてもらえれば嬉しく思います。

それでは。