【映画レビュー】機動戦士ガンダム閃光のハサウェイは予想を裏切らない「ガンダムらしさ」だった!

【映画レビュー】機動戦士ガンダム閃光のハサウェイは予想を裏切らない「ガンダムらしさ」だった!

幾度にわたる公開延期を経て2021年6月11日、映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」がついに劇場公開されました。

原作では地球連邦政府の腐敗と自身の理想を突き通し苦悩するハサウェイの姿に映像化大丈夫?
みたいな声もありましたが、期待をガッツリ裏切る「ガンダムらしさ」でした。

ガンダム作品指折りの「こじらせっぷり」と超絶カッコいいモビルスーツ戦闘!
「妙な人間関係」がキーワードになる閃光のハサウェイのレビュー、書いていきます。

この記事では映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」のネタバレを含みます。
まだ観ていない方はご注意ください。

閃光のハサウェイのあらすじと宇宙世紀をおさらい

まずはあらすじ。

第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)から12年。
U.C.0105——。地球連邦政府の腐敗は地球の汚染を加速させ、強制的に民間人を宇宙へと連行する非人道的な政策「人狩り」も行っていた。
そんな連邦政府高官を暗殺するという苛烈な行為で抵抗を開始したのが、反地球連邦政府運動「マフティー」だ。リーダーの名は「マフティー・ナビーユ・エリン」。その正体は、一年戦争も戦った連邦軍大佐ブライト・ノアの息子「ハサウェイ」であった。
アムロ・レイとシャア・アズナブルの理念と理想、意志を宿した戦士として道を切り拓こうとするハサウェイだが、連邦軍大佐ケネス・スレッグと謎の美少女ギギ・アンダルシアとの出会いがその運命を大きく変えていく。

引用:機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ 公式サイト

閃光のハサウェイは宇宙世紀105年の地球が舞台。
劇場版「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」や小説版「逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」の続編にあたります。
劇中では劇場版か小説版かの明言はされてなかったです。
初見さんでも安心して観れます。

UCやNTは?と思う方もいますが、ハサウェイの物語を楽しみたいならスルーでも良いかも。
閃光のハサウェイにおける連邦軍の量産機、グフタス・カールはUCやNTにも登場します。

冒頭の15分は既に公開されているのでハイジャック犯との大立ち回りが観れます。

閃光のハサウェイの感想

ここからは閃光のハサウェイの感想です。
ネタバレも多く含むと思いますので苦手な方はブラウザバックをお願いします。

約1時間半の中に人間模様あり、MS戦闘あり、いい塩梅でだれることなく観れた気がしました。
そして物語のキーパーソン、「ギギ・アンダルシア」コイツにもう振り回されっぱなしなのがもう!
ギギの存在こそがガンダムで、めんどくさい女ギギこそ「ガンダムしてるわぁ…。」

少し取り乱してしまいましたが、以降気になったポイントについてです。

難解な台詞回しが良き!

ガンダムと言えば「なんかめんどくさい台詞回し」
一見するとクドいんだろうけど、ガンダムなら日常茶飯事。

冒頭のギギのケネスへの「他人には関心がないか、そんなだから左手の指輪を外すことになったのかな?」
「あなたって、パターンしか喋らないんだ。」とか!

そうそうこの感じ、ガンダムやわ。
初対面の相手にも容赦なくズケズケ言ってしまう感じ。
特別な何かを感じさせるピリピリした空気読めない女、ギギ。只者じゃない。

とにかくギギに振り回される1時間半

ガンダム作品には稀に「ヤバい女」「キライな女」が現れます。
ガンダム3大悪女にランクインしてもいいほどの悪女、閃光にて爆誕。

古くは0083の紫豚ことニナ・パープルトン。
逆襲のシャアよりクェス・パラヤ。
少し悪女っぷりが薄いがVガンダムよりカテ公ことカテジナ・ルース。

問題はギギ・アンダルシアがハサウェイにとってクェスを思わせる描写があったり
ケネスがド直球に寝てくれだの勝利の女神になってほしいとか言うもんだから。
ギギ自体も生きるためとは言え、そこそこヤバい生い立ちだし。

女を戦場に持ち出して取り合う構図」こそ初代やZ、逆襲のシャアを彷彿とさせるこの感じ。

劇中では自演の陽動とはいえハサウェイが必死にギギを守って逃げたのに
「大佐ぁ~…。」と泣きつかれ作戦も失敗って。本当に不憫。
このへん観ててモヤモヤしました。

MS戦闘は瞬き厳禁!

そしてガンダムといえばMSでの戦闘シーン。
超カッコいいと思いながらその場に居たら絶対恐怖で足がすくむヤツやと。
戦闘ってネガティブな感じにどこか美しさもある村瀬修功監督の「虐殺器官」の感じや!と思いつつ、
ペーネロペーの佇まいと「鳴き声と発光」が生物的で気持ち悪さがあるのに魅入ってしまいました。

クスィーガンダムも主役機なのに悪魔的な怖さがあって、やっぱり「粛清」の象徴なんだと。
とにかく最後のペーネロペー戦では語彙が崩壊した。

まとめ

映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の感想でした。
ド迫力のMS戦闘はもちろん、「ガンダムらしさ」がふんだんに盛り込まれた閃光のハサウェイ。
全3部作なので、続編が今からでも楽しみです。

あと数回は観に行かねば。
べ、別にキライなところは多いけど、ちょっとセクシーで気になるギギ・アンダルシアが
観たいってわけではないんだからね!

それでは。