ドーベルマン刑事は後世に語り継ぎたいほどのトンデモ漫画だった。
- 2018.01.16
- 漫画

どうももとさんです。
許さねえ、許さねえ…
このド外道がぁぁあ‼︎‼︎
皆さんこのフレーズに聞き覚えはありますか?
ありますよね⁉︎
ご存知漫画ドーベルマン刑事です。
凶悪犯罪が蔓延る物騒な世の中に燦然と現れた
主人公ドーベルマンこと加納錠治の
トンデモドタバタバイオレンス人情刑事物語。
原作は北斗の拳でお馴染みの武論尊なんです。
そしてこの漫画、北斗の拳の連載より前の
1975年〜1979年まで週刊少年ジャンプに連載されてたんですね。
ちょっとアラサー男子の読者層から離れますが
アラサーのパチンカーにはわかるはず。
では、ある意味伝説の漫画の魅力を
今日はご紹介します。
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ドーベルマン刑事とは!?
武論尊原作で週刊少年ジャンプで1975年〜1979年に連載された漫画。
主人公
加納錠治22歳。
警視庁特別犯罪課(通称:特犯課、凶悪犯罪専門)所属。通称・ドーベルマン。柔道:無段。剣道:無段。空手:無段。拳銃:無段。
コーヒーはブラックを好む。
拳銃はニュースーパーブラックホークを使用。実弾は44マグナム弾使用。
様々な銃器の扱いに優れており、射撃・狙撃技術は極めて高い。
愛車はハーレーダビッドソンだが、二輪だけではなく大型や特殊も含めて自動車の運転技術にも長けている。
警察関係では機動隊員やSP、他にも自衛隊員や原子力発電所職員など、各部署・各方面に知人や友人を数多く持つ。
出典:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/
これだけなら別にハードボイルドな刑事モノなんですけど
加納錠治…ヤバいんすよ。
外道に人権はない!
この漫画の真骨頂とも言えるセリフなんですが
加納錠治の犯人に対する執念が怖い。
極悪犯罪者なら女性だろうが未成年だろうが容赦ない。
つまり毎回の如く凶悪犯を正当防衛で射殺しているんすよ。
そしてこの「外道に人権は無い!」
なんて救いのないセリフ!
ざっくり言えば射殺して事件解決するブッとび漫画なのです。
悪役もキャラが濃い。
やはり刑事をより輝かせるのは「悪役」なのですよ。
とはいえ中途半端な悪役ではなく斜め上をいきすぎて
同情もクソもできない悪役ばかりなのです。
例えば
自衛隊に成りすまして戦車を奪って暴走する過激派とか
天然痘ウイルスの強奪犯とか
警察を襲って警察官に成りすまして銀行強盗…とか。
基本的に強盗に関してはガバガバ。
しかしただただ「人権のないド外道」だけではなく
仕方なく外道になった人達も何人か…。
外道は外道なので大体が正当防衛で射殺されちまう…。
トンデモ人間加納のスペックがおかしい。
皆さんお待ちかね、凶悪犯絶対殺すマン
ドーベルマン刑事加納錠治の驚異の身体能力をここで幾つか紹介します。
- 200m先の犯人を目視で撃ち抜く。
- 時速160kmで並走するバイクに飛び乗る。
- RPGやミサイルランチャーの軌道を見切って避ける。
- 兵隊数10人の弾幕を避けきって数分で兵隊全員を始末する。
- 丸腰に見せかけてお尻にナイフ仕込んでる。
- 麻酔無しの開腹手術を受けて、縫合が終わった瞬間病院ジャックを制圧。
- 体の中に44マグナムの部品を隠し持ち、自ら開腹して部品から組み立てて結果犯人を射殺。
他にも色々あるんですけどブッとびすぎですよ。
すごいぞ加納!カッコいいぞ加納!
加納錠治、ミス集
しかし彼も人間、ミスも起こします。
ただ、ミスの規模がデカい…。
- 自殺に追い込むなんて日常茶飯事。
犯人を追い詰めたついでに自殺にまで追い詰めてしまうなんて…
かなりクレイジー。
もちろん「外道に人権はない」で片付く。
- 重要参考人を人情で解放→
報復される。
これも彼の人の良さが出てますね。
- 犯人をブタ箱送りにした結果→
厚生すると見せかけて過激派に。
おかげで最終話で胸に銃弾を4発ぶち込まれ、事実上の殉職。
衝撃の最終話。
この漫画のラストは
「この世に悪がある限り、ドーベルマンの遠吠えは止まない!」
ではないのです!!!
事件現場でプロポーズをした加納は
女刑事三森とめでたくゴールイン!
しかし加納を逆恨みする過激派が加納の結婚式の日に事件を起こす。
現場に急行する加納!
犯人と鉢合わせた加納、しかし犯人は加納に銃弾を浴びせる!
そして犯人を始末した加納は満身創痍で結婚式へ…。
そして加納を待つ三森…
しかしエレベーターのドアが開いた先には
血に染まった純白のタキシードの加納…!!!
くうううう!!
救われねぇ…!
思いっきりネタバレしたけども
これはこれでアリ寄りのアリ!
だと思ってます。
何しろ1975年の漫画ですからね。
そしてちゃっかり最終巻では
表紙でネタバレしてますしね。
隠す気ないやつですね!
そう、これぞドーベルマン刑事!
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